巡り来て 我が身を守る 多様性。


ヒロハアツイタ. ツルキジノオ科.アツイタと同様に、湿度の高い森林の樹幹に着生する珍しいシダ。 アツイタと違って、ヒロハアツイタは葉縁が透明の膜になっていて、下から見ると光がすきとおって見える。 ソーラスは葉裏全体につく。 写真で葉裏が黒っぽくみえるのが、胞子をつけている葉です。


アツイタ. ツルキジノオ科. 湿った林内の樹幹などに着生している。 栄養葉の葉柄は短いが実葉の葉柄はやや長い。 葉の裏面全体に胞子のうが蜜につき、夏から初秋にかけて黒色に熟す。 葉は厚い革質、単葉。 葉柄は短く葉は接近して出る。


*今日でシダも10日目なので、明日から種子植物に戻します。
今日、紹介したのは、これまで撮影したシダ(95種)の中でのレア物です。両方とも一カ所しか生えてる場所を知りません。どちらも絶滅危惧種です。これらの稀な種が、生存できる自然度を保つ事は、生態系の頂点にいる人間の生存を保障する事に繋がっていきます。