屋久島の画像で未同定の画像の中からいくつか同定を進めてみました。(他にすることもないので)わかりやすいが画像が撮影できたら改めて紹介したいと思います。
*コシケシダ
(八丈島で岩の周りや林床に生えているのを何度も見ていたのですが、コケの張り付いた岩から垂れ下がるのを見たのは初めてだったのですぐにはわかりませんでした。)
*コクモウクジャク
(合っているでしょうか?)
*ヒトツバイワヒトデ(ヤリノホクリハラン×イワヒトデと推定される。)
イワヒトデよりもオオイワヒトデの方がたくさん生えているので、シンテンウラボシ(ヤリノホクリハラン×オオイワヒトデとの雑種と推定。)も見つかると思われます。
あと5種類ぐらい未同定があるのですが、なにぶん勉強不足で....次の機会にします。
11/20日、(白谷雲水峡)
町の様子がわかると。意識は旅行者に戻り、観光のメインでもある白谷雲水峡の見学。
これまでは低地でしたが、ここは標高700メートルぐらいあるので珍しいシダに会えるかも....ワクワクします。
*オオゴカヨウオウレン(大五加葉黄蓮)屋久島固有種 キンポウゲ科、2月に白い花を咲かせる。葉は一年中見られる。
花が咲いたら再紹介します。
*ヤクシマツチトリモチ(ツチトリモチ科)
菌類に見えますが、葉緑素を持たない双子葉 植物。主にクロバイに寄生する植物。
*ヒメタカノハウラボシ 初紹介
(始めに見たときはミツデウラボシに見えましたが、ミツデウラボシは日が当たる乾燥した岩などで、ヒメタカノハウラボシは水がかかるような、沢の岩や大石の影に生えています。)
*ほんとにいいとこですね屋久島は...なかなか会えないシダが簡単に見つかります。アツイタやヒロハアツイタも周りを見渡せばここにも、あそこにもといった感じですよ。ぜひ屋久島に来てください。
(手前のシシランの隣がタカノハウラボシでその隣がヒロハアツイタです。)
まだ撮影してないキノコも3種見つかりました。
*ブナシメジ(シメジ科) 初紹介
*ヒメハシゴシダ(紹介済みですが、こちらは群生状態でした。)
*イワヤナギシダ
(サジランと似てますが、迷ったら葉柄基部での判断が簡単で確実です。サジランは黒褐色。)
残りは未同定の2種です。
11/21日、この日はバスに乗り、島の北側(終点の永田)を見て歩きました。いなか浜という島で一番綺麗な砂浜も見ました。ここはアカウミガメの産卵地として知られているそうです。この日は撮影しませんでした。
11/22日、この日もバスに乗り、島の南側(終点の大川の滝)を見ました。付近で見つけた蛇を撮影しました。
*大川の滝(おおこの滝)
帰りに途中下車して、巨大花崗岩の一枚岩でV字型に形成された落差60メートルの『せんぴろの滝』も見てきました。
*千尋の滝
11/23日、今日が最後の日なので家の周辺を散策して見ました。あまり期待はしていませんでしたが、期待はずれでした。
ハズレが外れたら大当たり....いや〜 とても楽しいですよ。
まずは目に入る花などを
道脇の林内にはいれば、
( ヤリノホクリハランの栄養葉と思いましたが、ここは屋久島なのでシンテンウラボシやヒトツバイワヒトデの幼体の可能性もあります。詳しく調べて見ます。家の近くですから。)
林床を見れば、ホソバカナワラビ、オオカナワラビ、コバノカナワラビが仲良く共存。
*リュウキュウルリミノキ
初めて見ました。調べてみると....暖地の林内に生える常緑の低木で、高さ1〜2メートル。葉腋に白色の花を2〜4個付ける。
花冠は高杯形で、長さ1センチほど、先は5裂する。花期は12月〜2月、核果は6ミリほどの球形で、11〜12月に瑠璃色に熟す。
(温室でしか見れなかったヘツカシダが、惜しげも無く、こんなに簡単に姿を見せてくれるなんて....ヤッパリ屋久島ですね。実はソーラスを撮影しようと葉の裏をいくつも見たのですが、見つからず、ふと顔をあげると目の前に胞子葉が、二形だったんですね、そうとは知らず栄養葉の葉の裏をなんども....見つかる筈がないわけです。)
以上が屋久島旅行での画像でした。
第2回目の屋久島旅行は12/8~28日、この間はブログの更新はないかもしれません。