3月26日から4月1日まで、屋久島に行き、シダの観察をしてきました。
今回は、ほとんど歩いたことがある場所でしたが、気になっていたシダの再確認と、初めて歩いた場所(島民の方の案内)でキレバキノボリシダ、タイトウベニシダを見ることができました。
ヒカゲノカズラ科
ヨウラクヒバ属
*ヨウラクヒバ 再紹介 2021/03/31 花揚川
ホングウシダ科
エダウチホングウシダ属
*ヤクシマシンエダウチホングウシダ仮称(向かって左は栄養葉、右は胞子葉)
*ヤクシマシンエダウチホングウシダ仮称(胞子葉の表裏)
以上の2点は2017年にヒメホングウシダと紹介しましたが、ブログ『神奈川県のシダ植物』に記載されているヤクシマシンエダウチホングウシダ(仮称)と同じシダなので訂正しました。
これは2017年撮影のエダウチホングウシダの中に混ざっていた画像。
*エダウチクジャク×エダウチホングウシダ推定雑種。2017/03/04 愛子岳周辺
*シノブホングウシダ 向かって左が2017/01/12落川周辺。右が2021/03/31愛子周辺
(落川のシノブホングウシダは工事で消滅。愛子周辺のは切れ込みが浅いので、エダウチホングウシダの可能性も残る。)
コバノイシカグマ科
フモトシダ属
*コウシュンシダ 再紹介 2021/03/30 明星岳、麓
メシダ科
ノコギリシダ属
*キレバキノボリシダ
*キレバキノボリシダ 初紹介 2021/03/31 花揚川周辺
オシダ科
オシダ属
*タイトウベニシダ 初紹介 2021/03/26 一奏岳、麓周辺
ラン科
オニノヤガラ属
*タケシマヤツシロラン 初紹介 2021/03/31 愛子岳、麓
2012年4月に未知の菌従属栄養性のラン科植物が発見される。
鹿児島県三島村で発見されたタケシマヤツシロラン、光合成も咲くこともやめた新種の植物。
大きな特徴として閉鎖花しかつけない(光合成も開花もしないラン科植物の発見は、世界で2例目。)