人ごとと 思った還暦 身に迫り。

プロローグ

完成されてない空間と未完成の神を創りだす.......
そのために神は完成された空間の一部を圧縮し暗黒の空間に.....光は爆発し闇の中に拡散していく、光の弱まりとともに、止まっていた時間が動き出し、『今』から過去と未来が離れて行く。『此処』という空間から此処でない空間が広がる。
人はそれをビッグバンと呼んだ。

対話3

『神は万能だと聞いてました。』
『万能故にできないのだ。私は既に完成している。』
『何が出来ないのですか?』
『体験だ。全ての体験をしてみたいのだ。』
『・・・体験って、私たち人間は生まれてから死ぬまで体験の連続です。』


『ママお話しして』

何のお話がいいかな?

『神様のお話がいい。ママ、神様は何処にいるの』

光の中よ。そこは全ての時と全ての場所が一点に集まり完成された空間と呼ばれている
の。そして、思ったり、願ったりしたことが、実現するとこなのよ。

『じゃー、私が毎日が楽しいのは神様がお願いしてくれているのね』

そうよ。でも神様だけじゃないのママもお願いしてるのよ。