咲き始めのテイカカズラ(定家葛)

テイカカズラ(定家葛)、別名:マサキノカズラはキョウチクトウ科のつる性常緑低木。茎の途中から気根を出し,木や岩壁に這い登ります。名は、百人一首の選者、藤原定家からきています。小さいながら、花もつぼみもキョウチクトウそっくりで、スイカズラのように甘い香りがします。スイカズラは横に広がりますが、こちらは高い木に這い上がり、日当たりの良い場所を占領して、まっ白に花を咲かせます。


(気になってチョット調べてみました。)
藤原定家あれこれ

藤原定家は平安末期から鎌倉初期の歌人  
新古今和歌集の撰者の一人にして百人一首の編集長。
百人一首に収められている作品は
  『来ぬ人を まつほの浦の夕凪に 焼くや藻塩の 身もこがれつつ』

定家の墓から生えたマサキノカズラが、愛する人の墓を覆い隠すように繁ったので
その後テイカカズラと呼ばれるようになったそうです。

愛する人とは誰なのか、さらに調べました。)

テイカカズラの名は、百人一首の選者藤原定家からきています。
定家が思いを寄せた人(式子内親王)が亡くなったのですが
そのお墓に絡みついていたカズラなんですって。
新古今和歌集」にあり、百人一首にも入っている式子(しょくし)内親王の歌
玉の緒よ絶えなばたえね ながらへば 忍ぶることの弱りもぞする
歌の意味:「私の命よ、絶えるなら絶えてしまえ。
この恋を心に秘めていても、耐え忍ぶ力が弱って、人目につくようになってしまうから」
  
ああ・・・そーなんだ。みなさん、そういうことなんだそうですよ。(覆い隠すように沢山咲いたら再度ブログで紹介します。)