風の日記


鉢巻道路から小島


母とやって来たのは 風の島だった。
一日の中にも四季があり
どの季節も 風が吹いていた。
ここの風には うんざりするが 体に痛い風ではない。


母と過ごした つれづれは
風がページをめくるたび
昨日のように よみがえる
ここの風には うんざりするが 心に痛い風ではない。