豊作の 松茸まだかと 腹が呼ぶ。

それまで光は空間と時間を支配していた。
神は光を弱める事で空間と時間を解放した。
その結果、此処と此処でない場所が生まれ、今と今でない時が生まれた。
そうして神は体験可能な空間を創った。


最後の対話

お前は人が体と言う形を持っている事を『なぜ?』と考えた事があるか。
『当然の事についてはあまり考えませんが、考えた事を実現するために必要なものと....』

いい答えだ!だがそれだけでなく、もう一つ大事な役割をしているのだ。人が本来持っている力を閉じ込め、制御しているのだ。制御の方法は二つ、体を守る為に脳がブレーキをかけるのと五感を持つ事で能力の範囲を限定した。
『なんのために制御を』

考えた事を実行していく、そうした体験ができるのは完成されていない者だけに可能なのだ。
『ですが体験するのは私です。結局、神と呼ばれる貴方は体験をあきらめたのですか?』

この世界では人は一部であり全体なのだ。私は全てであるからお前の体験は私の体験と同じ事なのだ。

小さく軽いリンゴとは人が自分を基準にした見方で、自分の見方にとらわれると大きく重いリンゴというもう一方の事実が見えなくなってしまうのだ。


『ママ、神様は何処にいるの?』

神様はあなたの中にいるのよ。神様は生まれた時に命を貸してくれるの
命は沢山の事をしたいと思っているから、あなたがやりたい事をすると命も喜んでくれるの
その為に大事な事は命の声をちゃんと聞くの!

『わかった。』